働く母と、特別養子縁組を考える

先週、「ワーママを、楽しく。」がテーマのwebメディア「LAXIC:ラシク」さんから取材を受け、特別養子縁組についてお話ししてきました。今回は、不妊治療をしていたときのつらさや、養子縁組を決意するまでの具体的な道のりの話などを、同じように働きながら子育てをしている編集長やライターさんに打ち明けるようなインタビューとなりました。そんな話は、試行錯誤していた当時はほとんど誰にも言えなかったんですよね。

私がご縁をいただいた養子縁組斡旋団体では「子どもが3歳になるまでは夫婦のどちらかが子育てに専念すること」という約束があって、子どもを授かる前、仕事を思い切り楽しんでいた私は「3年間も仕事をしない自分」が全く想像できませんでした。

でも、今振り返ってみると、仕事ができなくなるのがつらいというより、人とのつながりが断ち切られて孤立してしまうんじゃないかというのが何よりの不安だったんだろうな。

実際母になって、こんなにも子どもを通して新しい出会いがあったり、地域の人たちと親しい関係を築けたりするとは思っていませんでした。人生にまた一つの道ができたような感覚。そのあたりをインタビュアーのみなさんに共感してもらえて、晴々とした気持ちになりました。

コロナ渦でのステイホーム期間に、家族と一緒にいる時間が長かったこともあり、家族のあり方についてあらためて考えよう、生き方や働き方を見直そうという人が増えていると思います。「出産しない子育て」のイベント終了後、知人から、養子縁組についての相談を受けることも多くなりました。

ラシクさんの記事、ぜひ読んでいただきたいので、UPされたら報告しますね。「出産しない子育て」イベントでもご一緒したセルパの冨樫真凜さんのお話も聞けます!(セキ)

新しい家族のカタチを考える会

価値観の多様化にともない、誰もがいずれかに属する最小の社会集団である「家族」の在り方も多様化しています。「新しい家族のカタチを考える会」は、今日的な家族を取り巻く制度や状況について、共に学び、理解を深める場です。

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